応用例
サラダドレッシングの製造
多様なソースを含め、サラダドレッシングにはさまざまなタイプがあります。さらに低カロリーや低脂肪タイプもあります。
プロセス
一般的にドレッシングは水中油型エマルジョンで、同様の方法で製造されます。標準的な製造プロセスは下記のとおりです:
- タンクに水(水溶液相)を入れ、ミキサーを始動する
- 安定剤、増粘剤、香味料、保存料、着色料などの粉体材料を水に分散させる乾式予備混合される場合もある
- 油相(分散相)を混合液に加え、エマルジョンが作られる
- 凝集なく滑らかになるまで混合する
課題
従来のミキサーやアジテーターでは難しい課題が生じます:
- 増粘添加剤はその性質上凝集して粉ダマになりやすく、従来のミキサーでは凝集体を容易に分解できない
- 部分的に水和した材料がタンク内壁やミキサー部品に固着しやすい
- 従来のアジテーターでは安定した均質なエマルジョンができにくい
- 均質にするのに長時間の混合が必要
ソリューション
シルバーソンハイシアミキサーならこれらの課題に対処できます。タンク内にバッチ型ミキサーを設置して、あるいはインライン型ミキサーを使用して処理することができます。原理は下のとおりです:
Stage 1
ローターブレードの高速回転によって強力な吸引が生まれ、液体と固形/粉体材料がワークヘッド内に引き込まれます。予備混合をせずに材料を投入することができます。
Stage 2
ワークヘッド内で材料に強力な剪断がかけられます。強力な混合で凝集体が分解され、粉ダマのない均一な混合液がすばやく作り出されます。
Stage 3
材料がステーターを通して押し出され、同時に新しい材料がワークヘッド内に引き込まれます。混合の循環によってすべての材料がワークヘッドを通過します。油相の材料がタンクに加えられ、水と混ぜられ、乳化されます。
メリット
- 粉体材料の予備混合が不要
- 粉ダマや凝集のない混合液
- 安定した乳化
- 混合時間の短縮
- 増粘剤が完全に溶解され、他の材料が十分に分散され、原材料の歩留りが向上
処理量、配合、原材料、最終製品の粘度などに応じて、各工程に最適なシルバーソンミキサーを選択します。サラダドレッシングの製造には主に3種類のシルバーソンミキサーが使用されます:
インライン型ハイシアミキサー
- 大きな処理量に対応
- 空気の混入がない
- 既存の設備への取り付けが容易
- セルフポンプ効果
- タンクの内容物の移送が可能
- CIP洗浄に対応した設計
- 高粘度対応モデルあり
フラッシュミックス
- 大きな処理量に最適
- 大量の粉体をすばやく投入・混合することが可能
- 空気の混入が少ない
- 洗浄が容易
- 高粘度液の処理に対応
- 従来よりも高温度での処理に対応
- 操作が容易