スムージーの製造
スムージーは果物や野菜を、水やジュース、牛乳などと混ぜて作ります。穀物の粉やハーブ、プロテインなどを混ぜることもあります。
スムージーは固形分比率が高く、バナナやマンゴーなどの材料による増粘作用で、一般的にジュースより高い粘度があります。
プロセス
スムージーの製造ロットは、個人消費量から大量生産までさまざまです。
果物や野菜を丸ごと処理することもあれば、ピューレにされた材料を混ぜて作られることもあり、製造方法や使用される装置もそれぞれ異なります。 しかし、工程条件は基本的に共通します:
- ピューレとジュースを混ぜて作る場合、混合装置はさまざまに異なる粘度の液を混ぜる能力が必要
- 果物や野菜を丸ごと処理する場合、特に冷凍、硬質、繊維質の材料の場合、固形分を切断、裏ごしできる装置が必要
- 混合装置はミルクプロテインなどといった粉末材料を分散できる能力が必要
- 初期段階の材料粉砕のあと、均質で所望の舌ざわりを得るためにさらに処理が必要
課題
この工程でいくつかの課題が生じます:
- 少量を作るのに使われるブレンダーに相当する大型・量産装置がない。開発や試作から実生産へのスケールアップが難しい
- 再現性が低く、ロット間のバラつきが生じる
- 処理が不十分だと満足のゆく風合いや食感が作り出せない
- 従来型のアジテーターでは粘度の異なる複数種類の液の混合が難しく、均質に混合するには非常に時間がかかる
- 粉体材料の投入と分散は容易ではなく、特に粘度が高い場合は難しい
ソリューション
SILVERSONハイシアミキサーで対応することができます。ワークヘッドのローター/ステーターの高速せん断によって、さまざまな形や大きさ、硬さの果肉や野菜を素早く粉砕することができます。動作の原理は下の通りです:
Stage 1
タンクに液を入れ、ミキサーを始動します。果物や野菜をタンクに投入するとローター/ステーターのワークヘッドに引き込まれ、素早く粉砕されます。
Stage 2
遠心力によって材料がワークヘッドの外側に向かって押し出され、ローターとステーター内壁のクリアランスで強力なせん断がかけられます。それから材料はステーターを通ってタンク内の液中に放出されます。
Stage 3
同時に新しい材料が連続的に引き込まれます。短い循環サイクルですべての材料がワークヘッドを何度も通過し、均質でなめらかな混合液が作り出されます。
メリット
- 固形分を素早く粉砕・分解し、粉体材料を強力に引き込む
- 粘度の異なる様々の液を混合することができる
- 荒刃から超細目まで、交換可能な様々なワークヘッドにより、所望の仕上がりを実現
- 安定した品質と高い再現性
- ミキサーの大きさやモデルによる差異がなく、スケールアップが容易
処理量、配合、材料の種類、最終製品の粘度に応じて各工程条件に最も適したSILVERSONミキサーを選定します:
インライン型ハイシアミキサー
- 大きな処理量に最適
- インレットの直前にマニホールドでピューレの混合に対応
- なめらかで安定した仕上がり
- 既存の設備への取り付けが容易
- 自給ポンプ式
- 空気の混入がない(少ない)
- 高粘度対応モデルあり
- 定置洗浄(CIP)に対応した設計
SILVERSON混合プラント
- 予備処理をすることなく大きな固形分を分解することができるコンプリートシステム
- ボトムエントリーミキサーが固形分の初期段階分解
- インラインミキサーによりさらに処理し、均質ななめらかさに仕上げる