アジテーターとか撹拌器と言われるミキサーには様々な形状をした羽や船のプロペラ形状をしたもの、また縦横の流れを作り出すタービン状のものなどがあり、これらの回転子が大きな撹拌力を生んで、色々な粘度やバッチサイズの溶液を撹拌します。 もしその溶液の粘度が例えば1cP などという非常に低粘度なものである場合、こうしたアジテーターは何百トンというような大容量をかき混ぜることができますし、粘度に関して言えば、タービンタイプのものでは 75000cP また低速のゲート型やアンカータイプのものでは、500000cP もの溶液をかき混ぜることができます。
大容量や広い範囲の粘度溶液の撹拌ができるにせよ、こうした撹拌器では高い剪断力を与えることは出来ないので、有効な撹拌器としての用途には限界があります。 例えば、粘度の似通った 2 液の混合であるとか、均一な混合液の状態を一定時間維持させる目的、またジャケットの熱を均一に液に伝える仕事などには適しているものの、もしそれ以上の仕事がアジテーターに課された場合、例えば粘度の異なる 2 液の混合や、粉体の分散、乳化処理、凝集した粉体の再分散、また溶解などでは、アジテーター単独では非常に長時間を要するか、またあるいは全く不可能ということが多くあるのです。 こうした仕事には SILVERSON ハイシアミキサー が理想的なミキサーとなり、従来の工程を最大 1/10 にまで短縮させることが可能になるばかりでなく、歩留まりを高め、製品の品質を向上させ、またバッチからバッチの品質を安定させることにも多大な貢献をすることができるのです。
こうした、優越性に加え、SILVERSONでは ワークヘッドのタイプを用途に応じて 色々なものと交換することができるの で、1台のミキサーをさまざまな仕事に当てることができるという、多様性をも持ち合わせております。