ハイシアミキサーよくある質問
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Q:どうしたら粉玉の発生を防ぐことが出来ますか?
A: ガムや増粘剤などの粉体を液中に分散させ ようとするとその途上で粉玉が発生しがちですが、在来型のアジテーターでは、これを破砕してきれいに分散させることは非常に困難で、こうした場合には SILVERSON のインラインミキサーを循環ポンプの代わりに加えることが有効な手段となります。これにより粉玉は完全に粉砕され短時間の内に均質に分散したスラリーが完成します。
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Q: なぜ普通のアジテーターでなく ハイシアミキサーを使うのですか?
A: アジテーターは粘度の似通った 2 液の混合やタン ク内を均質に保ちたい、またジャケットタンクで溶液の温度分布を均質にしたいなどの目的には十分な能力を発揮しますが、もし粘度が極端に違う2液を均一に混合するとか、乳化させたい、凝集塊分散、粉体の液中分散、細粒化、反応促進などの仕事は、剪断力が限られているアジテーターでは困難な作業となります。SILVERSON はこれらの仕事をこなすだけでなく、加工処理時間を最大 1/10 にまで短縮することができるのです。
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Q: 我が社では数種類の製品を作っています。SILVERSONミキサーを そうした異種の仕事に共用することが可能ですか?
A: SILVERSON の一つの優越性はどのタイプ のミキサーであっても色々な異種の仕事に対応出来るよう作られているということです。ワークヘッドには交換可能な数種類のローター/ステーターが準備されているので、乳化、均質混合、凝集塊分散、細粒化また反応促進など、用途にあったヘッドを随時取り付けて対応していただくことができます、また構造がシンプルで強固な作りになっているので、メンテナンス作業も最小限で済み、また、ウルトラミックスやインラインミキサーは分解洗浄が不要な CIP 洗浄仕様になっているので、仕掛かりが度々変わる作業に最適なミキサーといえます。
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Q: 現在新製品の開発を行おうとしていますが、ミキシングにおいて 間違いなく成功するということを どのように確信できますか?
A: SILVERSON の基本姿勢は、ご購入前にまず試 してみて下さいということです。我々の地区担当者に要求していただければ、いつでもまず試験室ユニットを、お客様に貸し出しをさせていただき、一定期間テストを実施していただいて、その間にアプリケーションについての技術的相談をさせていただきながら、最善の方法論を見つけていただけます。また基本テストで一応の目処が付くと、次には小規模な生産テストを していただくための機器を一定期間、最小限の費用での貸出をさせていただきます。
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Q: SILVERSON はサニタリー仕様 に対応できますか?
A: SILVERSON はウルトラサニタリー基準のミキサーの 製造においては世界をリードするパイオニアメーカーとの評価を得ており、 サニタリー基準に合致したミキサー製造に関する多くのノウハウを重ねて多くの企業に貢献していますが、それら企業が求める、FDAや cGMP の基準に合致しているかどうかを審査する第三者機関である 3A や EHEDG に認証されております。
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Q: SILVERSON はワールドワイドなサポートが得られますか?
A: はい、SILVERSON はイギリス本国の他 USA と日本に合弁事業所、また世界 60 カ国以上に代理店網を持っていますので、グローバルなアフターサービスの態勢が敷かれています。
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Q: SILVERSON ミキサーは3Aの認証を受けていますか?
A: はい、SILVERSON のウルトラサ ニタリーインラインミキサーは 3A の第三者認証ばかりでなく、ヨーロッパのEHEDGの認証も同時に受けた世界で唯一のインラインミキサーで,サニタリー基準に関して世界で最も厳しい基準といわれているこれらの認証を獲得していることが、SILVERSON の先進性 を証明しております。 またウルトラミックスとフラッシュブレンドも 3A 基準に合致しています。
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Q: SILVERSON ミキサーの運転状況をどこで見ることができますか?
A: 地区の代理店におたずね下さい。喜んでお客様 を訪問すると同時、現場での実地テストをしていただけるようデモ機を準備させていただきます。またあるいは、お客様に私共に テスト材料を持ち込んでいただきテストをさせていただくことも可能です。また時々の展示会で見ていただくことも出来ますので、展示会情報をご参照下さい。
シルバーソンニッポン株式会社(大阪営業所)では、試験室用ミキサーから実生産機まで各種デモ機をご用意しております。お客様の現場に一定期間、レンタルをさせていただき実際にテストいただくことが可能です。
弊社への持ち込みテストについても実施させていただくことがありますが、現在のところ量的に少ないアプリケーションや処理液をお持ち帰りいただける場合に限らせていただいておりますので、詳しくは営業担当にお問い合わせください。 -
Q: SILVERSONインラインミキサーとシャーポンプとは何が違うのですか?
A : そのヒントは SILVERSON ハイシアミキサーという名前の中にあります。SILVERSONミキサーはミキシングという名で表現されるほとんどの撹拌作業、すなわち乳化、均質撹拌、凝集塊分散、粉/液混合、反応促進などをこなすと同時に、それそのものが遠心ポンプに近い特性を持っています、又何種類かの交換可能なワークヘッドが準備されているので、多種多様な目的に対応することが出来るのです。それに引き替え、シャーポンプと呼ばれているものは、その多くが遠心ポンプを改造したもので、強い剪断力がかけられないので、単一の簡単な用途にしか向いておらず、SILVERSONのような多様性を発揮することはできません。
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Q: 乳化処理で得られる乳化粒子径はどのくらいですか?
A: SILVERSON ハイシアミキサーは素早く乳化粒子を 2〜5 ミクロン位にして安定した乳化液を作りますが、溶液の調合によっては 0.5 ミクロン程度の粒径を達成出来ることもあります。
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Q: SILVERSONで細粒化するときどの程度の粒径まで達成できますか?
A: 多くの粉体はミクロンサイズの粒径で供給さ れますが、液中に分散させる時には再凝集していることが多く、SILVERSON ミキサーはこうした場合、その元の粒径に均質分散させる能力を持っています。また1次粒径を細粒化させる能力としては、その堅さにもよりますが、一般的に 5〜10 ミクロン位、場合によってはそれ以下にすることも可能です。
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Q: エアを混入させないで攪拌するにはどうすれば良いのですか?
A: SILVERSON のバッチミ キサーは液をタンクの底から吸い上げ、水面下で 循環させる流れをつくるので、エアの混入は最小限に抑えらます。また、ポンプ形状をしたインラインミキサーの場合には、適切な配管設計をすることでタンクとミキサー間を循環する時、エアの混入する余地がなく、製品にエアが入り込む問題を確実に避けることが出来ます。
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Q: スケールアップのための公式が ありますか?
A: スケールアップのためのキーとなる一応の理論や公 式はありますが、ハイシアミキサーによる攪拌の挙動は非常に複雑なので、これを当てはめれば完全という単一のルールがあるわけではありません。ローターの先端速度、ワークヘッドの形状、投入するエネルギー量、バッチ容量、液体のレオロジー、また粘度などがすべて複雑に絡み合います。しかしながら、75 年以上の経験を通じて様々な難問を解決してきたSILVERSON のエキスパート達は、そのアプリケーションに対応した的確なアドバイスをしながら間違いのないミキサー選択のお手伝いを致します。
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Q:インラインミキサーでシングルかマルチステージ ヘッドとでは どちらを選ぶべきですか?
A: 湿式で加工される製品のほとんどは目的の状態 を得るためにはインラインミキサーのヘッドがシングルであれマルチであれ、通常は複数回循環させる必要があり、またシングルユニットの方がマルチより遙かに高いポンプ能力を出し、かつ構造もシンプルでクリーニングも簡単であることを考えると、通常はシングルユニットを優先的に考慮されることをお奨めします。
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Q: どういう場合にバッチミキサーでなくインラインミキサーを選択すべきですか?
A: SILVERSON バッチミキサーは通常、粘度にもよ りますがタンク容量が 1500L 位までの仕事に適しています。また場合によってはそれ以上大きな容量にも推奨することがあります。 この範囲を超えると多くの場合インラインミキサーの方が、効率や経済性において優れた選択肢となって来ます。それは、インラインタイプが仕事をするワークヘッドの容量は非常に小さく、タンク内の溶液全体を撹拌するバッチ式と違って必要な単位あたりのエネルギー量がはるかに小さくて済むからです。