食用油製造の脱ガムプロセスにおいては、世界中でシルバーソンのインラインミキサーが使用されております。食用油のプロセスでは、脱ガム工程と中和工程がその典型的な連続プロセスで、添加剤を効率よく処理液に分散することが反応促進、生産性向上においては重要となります。
酸は、ミキサーのサクション側の手前で、オイルに注入されます。処理液は、即座にワークヘッドに吸引されワークヘッド内で強く撹拌されます。そのローター/ステーター構造により生み出される強力なせん断力により、液滴は十分に小さく分散され、液滴の表面積が最大化するため、中和反応が効率よく起こることとなります。その結果、反応生成物が最大限に出現し生産効率が高まるのです。
デガミング、すなわち脱ガムの方法として、従来の酸を使ったプロセスに代わって、酵素をつかった手法が近年多く実施されるようになってきております。酵素を使った方法では、収率が増加し使用する水の量を削減できるなどのメリットがあるためです。シルバーソン ハイシアーミキサーはこの酵素を使ったプロセスにおいても従来と変わらず多くの優位点をもたらします。